顔面神経麻痺・ベル麻痺の改善〜顔面神経の改善の促進編〜
顔の半分が動かない…
味がよくわからなくなった…
そんなことにお悩みではありませんか?
それはもしかしたら、顔面神経麻痺・ベル麻痺かもしれません。
前回も、前々回も、顔面神経麻痺・ベル麻痺についてお話しさせていただきましたが、今回もそのシリーズです。
今回は、顔面神経麻痺・ベル麻痺に対する、鍼灸治療の期待できる効果についてお話しさせて頂きます。
顔面神経麻痺・ベル麻痺に対して鍼灸治療での期待できる効果
鍼灸治療の効果には、
- 神経の改善の促進
- 筋肉の回復の促進
- 免疫力の改善
効果が挙げられます。
これらは、顔面神経麻痺・ベル麻痺の改善に大切な事です。
今回は、その効果のひとつ目、『神経の改善の促進』についてお話しさせて頂きます。
神経の改善の促進
顔面神経麻痺・ベル麻痺は、神経の状態が悪くなるために起こります。
顔の筋肉を動かしている神経である顔面神経の状態が悪くなります。
大きな原因としては、炎症などにより神経の血流状態が悪くなる事です。
血液は、酸素や栄養素を含んで各所に運びます。
それは神経にも運ばれ神経に栄養と酸素を与えます。
その血液の流れが悪くなれば、神経に栄養や酸素など必要なものが届きにくくなり、顔面神経の状態が悪くなりやすいです。
まずは、神経の血流状態を変えることが最も大切なことです。
鍼灸治療は、血管拡張作用と呼ばれる血流改善効果が高いんです。
鍼を刺すと、反射で、一旦、血管が収縮します。
その後、少し時間が経つと、今度は血管が拡張します。
そうすると、ポンプ作用によって、血流がかなりよくなります。
顔面神経の血流状態を変える事により、顔面神経の働きを改善させることが期待できるというわけです。
顔面神経麻痺・ベル麻痺でお困りの方は、本当につらいと思います。
特に、見た目にかなり影響を与えますので、精神的な負担も大きいです。
治療に当たった患者様も、当初は同じ様な状態ですが、症状が改善するにつれて、明るい表情へ変わっていかれます。
顔面神経麻痺・ベル麻痺に大切なのは、出来る限り早く治療を行うこと。
仮に、時間が過ぎていたとしてもあきらめないことです。
顔面神経麻痺・ベル麻痺は、原因を見つけ、しっかりと治療すれば良くなる病気です。
どうぞあきらめないでください。
続きは次回に。
それではまた。